包装機と連動する機械について
包装機とは、製品を包装するための機械です。製品を包装するためには、製品を検査したり規定の量を測定したりなど、製品によってさまざまな工程を連動させて行われます。一連の流れで作業を行うことで、より作業効率がアップします。今回は、包装機に連動して使用されることが多い機械の種類についてご紹介します。
包装機に連動する機械
包装機に連動する機械にはさまざまあります。主な機械についてご紹介いたします。
検査機
検査機は、包装する製品に不具合などがないか検査する装置です。
製品に当てる照明器具や、製品を撮影するカメラ、画像処理装置などで構成されています。
検査装置に、適正値をあらかじめ設定しておき、適正値の成否を検査機が判断します。異常があれば検査機が判断してくれるため、作業者がすべての製品を目視で確認する手間がありません。
計数機
計数機は、ネジなどの部品のような小さな製品を複数まとめて包装する場合や、指定の数量を包装する場合に、数量を計測するための装置です。製品を投入することで、正確に計測できる装置や、製品どうしが重なっていても計測可能な高精度のセンサーを搭載した装置などがあります。
計量機
計量機は、個体差のある製品の重さを計量して、設定した定量値になるよう組み合わせるための装置です。
例えば、スナック菓子や複数個の野菜を包装する場合などに使用されます。
成形機
成形機とは、圧力をかけて製品の形状を造る機械です。金型に材料を流し込んで押し固める射出成形といわれる工法が一般的で、プラスチックや樹脂などの素材でできた製品の多くは射出成形が使われています。
射出成形で生産された製品を包装するため、成形機と包装機は連動することの多い機械です。
組立機
組立機とは、部品などさまざまなパーツを組み合わせてひとつの製品に仕上げるための装置です。完成した製品を包装するため、組立機と包装機はよく連動して使用されます。
まとめ
包装機と連動する機械をご紹介しました。包装機や包装機に連動する機械には、専用の製品に特化したタイプや、カスタマイズが可能なタイプ、フレキシブルに対応可能なタイプなどさまざまです。取り扱っている製品に合わせて、包装機と連動する機械を選定して導入することで、包装作業以外にも生産効率が向上し、コストカットや生産量アップなどの効果が期待できます。