包装機で袋詰めの対象となる製品(部品)について紹介します
包装機は、金属部品や樹脂部品、食料品などを包装するための機械です。物流倉庫や生産工場など多くの現場で使用されています。製品を搬送する際の衝撃から守り、品質を長期間キープするなど、包装には多くの役割があります。また包装する製品には、5kgほどの重量物や、ネジなどの細かな金属部品など幅広く包装が可能です。包装実績のある製品(部品)をご紹介しますので、包装機をご検討の方に参考にしていただけます。
包装機とは
包装機とは、金属部品や樹脂部品、空圧部品、電子部品、ゴム製品などの工業用部品から、食料品、医薬品、化粧品、紙類などさまざまな素材でできた製品を包装する機械です。製品を使用するまでの間、包装で保護する役割があります。
包装機の種類と包装資材について
包装機には種類や機能がさまざまあります。また、包装に使用する資材は、包装機によってタイプが異なります。
オープンバッグ型
オープンバッグ型の包装資材は、袋の一方だけが開いておりミシン目の部分で切り離しが可能となっています。
オープンバッグ型の包装資材を使用する包装機は、包装作業に特化した専用の機械であるため、コンパクトな設計と段取り替えや操作方法が簡単という特徴があります。
チューブ型
チューブ型の包装資材は、筒状のフィルムのことで、包装機のシーラー機能や手動にて密閉加工を施します。
チューブ型の包装資材を使用する包装機は、製品のサイズや個数に合わせて、袋の長さを調整でき、製品に適した包装が可能です。
ピロー型
ピロー型は、ロール状に巻かれた包装資材を、製品のサイズに合わせて送り出し筒状にします。筒状になった包装資材の背面と底面を接着させ、袋型に形成します。その中に製品を入れ、最後に筒状の上部を接着し切り離します。
ピロー型は主に縦型と横型があり、製品が液体や粉状の場合には、上から製品を落下させて入れる縦ピローが、衝撃に弱い固形物の場合には、製品を横からベルトで流しながら入れる横ピローが適しています。
給袋型
給袋型は、袋状に形成された包装資材に製品を入れる機械です。製品に合わせたサイズや形状の袋を使用するため、顧客のニーズなどに対応が可能であり、付加価値の高い包装が可能となります。
包装機の機能について
包装機の種類によって機能は異なります。主な機能についてご紹介します。
卓上型
場所をとらずコンパクトな設計なため、場所を選びません。段取り替えが簡単で、小ロット・多品種の製品を包装するのに適しています。
大袋対応
総重量5kgまでの重量物にも対応可能な機種もあります。
シール機能
包装資材をセットすることで、シールして包装を密閉できる機能もあります。
プリンター機能
包装資材に熱転写で印字しながら包装が可能です。一つ一つの製品包装に印字できるため、包装資材を無駄にしません。
包装対象となる製品のご紹介
実際に弊社の製品ラインナップで包装実績のある主な製品についてご紹介いたします。
金属部品や樹脂部品をはじめ、さまざまな製品の包装が可能です。
金属部品 | ・ナット・ネジ・バネ・ワッシャー・ベアリング・リベット・リング・アブソーバー・逆止弁・ドアダンパー・時計の巻き芯・自転車チェーンのコマ・粘着式留め金具 |
樹脂製品 | ・コネクタ・樹脂ネジ・容器の蓋・キャップ・ネームプレート・クリップ・インシュロック・カプセルガチャ・検査キット・コンセントカバー・試験管・シリンジ・ニップル |
ゴム製品 | ・Oリング・マークチューブ・ゴムベルト・ダンパーゴム |
空圧部品 | ・継手・サイレンサー・バルブ |
電子部品 | ・コンデンサ・サーミスタ・ヒューズ |
住宅関連 | ・サッシ部品・取説&保守部品・シャワー部品・トイレ部品 |
紙類 | ・取説類・紙幣・切符 |
その他 | ・研磨布・セラミックボール・種子・硬貨・印鑑・玩具・雑貨・スマホカバー・時計バンド・防護メガネ・メガネフレーム・ケーブル・車のキー・穀物(サンプル) |
包装機の使用用途
包装機は、部品などを製造している生産工場や、大量な部品を保管し発送している物流倉庫など、さまざまな現場で活用されています。
小ロット・多品種などの製品(部品)を取り扱っている場合でも、包装のサイズが調整できる包装機を導入することで、さまざま包装に対応が可能となります。また高速対応可能な機種で生産性をあげる、印字機能付きの機種で企業の販促につなげることもできるため、汎用性の高さもあります。
まとめ
包装機についての概要や、包装できる製品についてご紹介しました。包装する製品に合わせて包装機を選定することはもちろん、使用する現場や目的によっても、包装機の適正は変わります。サイズなどを調整できる機種もあるため、ぜひお問い合わせください。